『挫折。。。』
こんにちは。
LIM統括ディレクターKANTAROの弟子の慶志郎です。
今回は僕が弟子として『挫折』した話を書こうと思います。
常にカンタロウの側にいて、
『どんな生活をしているのか』
『どんな仕事をしているのか』
を見ている中で、弟子入りをした当初は「大きな勘違い」をしていました。
『カンタロウのコピーになるんだ。』
そう思って、カンタロウの隣で仕事や生活を見ていました。
カンタロウと自分の違いを無理矢理抑え込んで、自分という人格を完全に無くそうとしていました。
『常にカンタロウの様に。。。』
日に日に自分を見失い、社会人として当たり前のこともできなくなっていき、どんどん自分はなんてダメな人間なんだ。と強く思う様になっていってました。
そして、最終的に
『自分は美容師に向いてない。美容師をやめよう。』
と思ってしまいました。
今まで約6年間の美容歴の中ではじめて、美容師をやめようと思いました。
あまりにもカンタロウの『存在』や『壁』が大きすぎてです。
勝手に自分で『限界』を決め、無理だと思い、岐阜に帰ってしまいました。
カンタロウにはやめます。とだけ伝えて。
帰りの新幹線の中では
「もう、美容師をやめよう。今まで沢山の方に応援していただいたのに、すいません。」
とずっと考えていました。
気がついたら岐阜についていて、父親に迎えに来てもらい、家に帰ろうとしていました。
その間にカンタロウが両親と連絡をとっていた様で、
「まずは師匠であるカンタロウとしっかり話をすること。」
と帰った瞬間に親に言われました。
おそらく、1番早く事情を聞きたかったのは両親ですが、あえて僕を囲まず、突き放してくれました。
そうしてカンタロウに、電話をし、挫折した理由を話しました。
「存在が大きすぎて、僕には師匠の様になれないです。」
そうしたらカンタロウから
『お前はお前の一流になればいいんだよ。
俺になれ。なんて言っていないし、求めてない。慶志郎の良さを伸ばして、慶志郎の一流になりなさい。カンタロウが選んだ人間だから自信持ちなさい。自分で限界をきめるな。
お前はちゃんと一流になれるから。』
僕はすごく反省しました。
大きな勘違いしていたんだなと。
もう一度やり直させてほしいと強く想いました。
カンタロウにもう一度弟子入りをお願いし、受けていただいたことに今では本当に感謝してます。
両親にも、事情を話し、
『よし。また頑張ってこい』
と言ってもらいました。
次の日の朝にすぐ大阪に戻りました。
今では『家出事件』として、自分のネタにしていますが、本当に周りの環境、人達に感謝しています。
自分の弱さを見つめ直せたいい機会だと思ってます。
よく、弟子の話をすると、「すごいね。」「頑張ってるね。」「強いね。」など言われることがありますが、僕はとっても弱い人間で、挫折もします。
でも挫折した後は『大きな成長』があることが今回のことでわかりました。
『自分で限界を決めない事。
そうしたら、いつか余裕でできる様になってるから。』
常に思い続け、これからも頑張っていきます。
慶志郎