どんな経緯でカンタロウの弟子に決まったのか?
こんにちは。
LIM統括ディレクターKANTAROの弟子の慶志郎です。
今回は前回の続きという事で、『どんな経緯でカンタロウの弟子に決まったのか?』ということについて、書いていこうと思います。
2015年の12月に約6年間お世話になった岐阜のサロンを退社することを決めました。
次のステージをどうしようかと悩んでいる時に、現在の師匠であるカンタロウのブログで、『弟子募集』と書かれてあった記事と出会いました。
僕の夢は、
『カリスマ美容師になりたい!』
『海外で働きたい! 』
『美容師に認められる美容師になりたい!』
というものでした。
そして、師匠であるカンタロウのブログ内容は
この夢を叶えるための要素や可能性が沢山詰まってました。
僕はすぐにメッセージを送り、カンタロウとアポイントを取り、実際に大阪まで会いに行きました。
そこで、自分の今までの経緯や夢、これからのビジョンを精一杯に語り、カンタロウへの弟子入りを強く希望しました。
そこでカンタロウから、『弟子の条件』が具体的に提示されました。
『給料無し』
『休み無し』
『カンタロウの家に住み込みで学ぶこと』
昔の美容業界のスタイルでは当たり前だったかもしれませんが、今の美容業界ではあまりないことです。
ですが、これらの厳しい条件は今の美容業界に最も足りないことだと思っていました。
「俺は厳しい修行がしたい!そして、一流の美容師になりたいんだ!」
それは今だから思うことではなく、ずっと思ってきたことでした。
なぜ、技術や考え方などを教えて頂けるのにお給料をもらっているのだろうか?
なぜ、美容学校には何百万という学費を払うのに、現場にいる一流のプロに教えてもらえるのに給料が支払われているのか?
なぜ、なにもできないのに休みなどがあるのだろうか?
僕たち美容師は『職人』です。
カメラマン、ヘアメイク、落語家、大工、彫師、など『職人』と言われる仕事では『弟子入り』は当たり前のことです。
そういう厳しいシステムのお陰で、高いレベルのスキルや発想が生まれたり、技術が受け継がれ、その職業がずっと衰退せず『プロ』として存在しています。
僕たち美容師もそうあるべきだと思っていました。
なので、弟子になるための条件は、夢を叶えるためなら、当然の条件だと思いました。
弟子入りするための次の試験は『親を説得すること』でした。
もちろん初めは、反対されました。
でも、諦めず『自分の夢や目標』、そして『LIMという組織』、『カンタロウという美容師』のことを何回も説明し、最終的には
「よし!わかった!頑張ってこい!!」
と両親に言ってもらえました。
そして、次の試験は『親との面談』です。
実際に師匠であるカンタロウと両親が面会をし、
『今回のプロジェクト内容』
『なぜ弟子をとろうと思ったのかという経緯』
『最終的なゴール地点』
を説明していただきました。
そして、両親からカンタロウに
「宜しくお願いします。」
という言葉を直接伝えてもらい、正式に弟子となることが決まりました。
両親の話が多いですが、この時代に『弟子』という、働き方を許してくれたことに本当に感謝してます。
そして2016年5月からこの『弟子生活』がスタートしました。
実は、弟子入りする5月以前にも、素敵エピソードがありまして。
次回はその記事を書こうと思っています。
LIM統括ディレクターKANTAROの弟子
慶志郎