コンテストに挑戦。そして結果を出すためには。
こんにちは。
LIM統括ディレクターKANTAROの弟子の慶志郎です。
今回は『弟子生活』がスタートする前の話を書いていこうと思います。
正式に弟子入りが決まった後、前の職場での引き継ぎがあるため、4月いっぱいまでは岐阜に残ることになっていました。
その間の期間に、東海地方では1番大きな『DS』というコンテストがあり、僕は最後にこのコンテストに出場し、結果を残したいと強く思っていました。
実は岐阜にいた6年間、毎年出場していましたが、1度も結果を残せずにいました。
「今年こそは必ず賞をとりたい。」
と強く思い、本格的な弟子入り前でしたが、カンタロウに想いを告げ、指導してもらうことになりました。
コンテストまで約1ヶ月という期間の中、『コンテスト入賞』に向けて、カンタロウからの指導が始まりました。
まずは『言葉集め』をすること。
『どんな想いで創るのか。』
『どんな女性像か。』
『風景はどんなものか。』
『世界観はどんなものにするか。』
それに当てはまる『言葉』をノートに書き尽くしました。
まずは『想い』と『女性像』を書いていきました。
どんなことを伝えたいのか。
それとリンクする女性像はどんな女性なのか。
その女性がいるのはどんな風景の場所なんだろう。
『風景』を考えるときは『日常的なもの』と『非日常できなもの』を考えます。
『日常的な風景』だけでは作品自体が普通になってしまうからです。
『風景』が決まったらそのイメージと近い画像を探し出しました。
そして、『風景』と、『女性像』がズレないように結びつけ、『世界観』を決めていきました。
次にどんな色が当てはまるのかを具体的に考えていきました。
『色の深さ』『濃さ』『明るさ』など具体的に書き出し、その頭の中のイメージと同じ色の画像を探し出し、どんどんイメージを鮮明にしていきました。
『想い』『風景』『女性像』『世界観』『色』が具体的に決まった時点で『デザイン』を考えていきました。
何度も何度もデッサンを繰り返し、絶対にイメージとズレがないように。
そして、そのデザインは『オリジナル』であること。
そうして、『デザイン』が決まり、ウィッグを使い実際にカットしていき、さらにクオリティーを上げていきました。
皆さんご存知の通り、カンタロウは世界を飛び回っていますので、カンタロウとのやりとりはLINEやテレビ電話などで、営業が終わった後に毎日深夜まで指導していただきました。
そうして、迎えたコンテスト当日。
「絶対に賞を取るんだ!やりきるぞ!!」
と強く思い続け、気がついた時にはあっという間に終わっていました。
結果は
『Double 山下浩二 賞』
に入賞しました。
涙が出るほど嬉しかったのを今でも覚えています。
すぐにカンタロウに連絡をし、一緒に喜んでくださいました。
本当に嬉しかったです。
ステージに上がる瞬間、ステージから見える景色を僕は今でも忘れません。
またあの『素晴らしい景色』を見れるように、これからもずっと挑戦していき続けます。
LIM統括ディレクターKANTAROの弟子
慶志郎